アマゾンエコーとは

アマゾンエコー、ドット、タップ

米アマゾンで発売中の人工知能を搭載したスピーカーで、話しかけて操作する家庭用のパーソナル・アシスタント・デバイスです。デジタルアシスタント「Alexa」を利用できる家電デバイスで、話しかければ人間の秘書のように音声で質問に答えてくれます。

音楽プレーヤーとしての性能も高く、360度の方向に音が出て、部屋全体に音楽が届く仕組みになっています。

Alexaとは

Amazonが所有する人工知能で、音声を認識して色々な操作を実行してくれる音声認識ユーザーインターフェースです。スマホの「Siri」と似たような機能を持ち、家に置いて使うことができます。

Alexaは、その技術がサードパーティーに公開され、アマゾン以外の企業や個人が、Alexa技術を搭載したマシンの開発ができるようになっています。今後、Echoと連携できる製品も増えてくるのではないかと予想されます。家電だけでなく、自動車(コネクテッドカーなど)への搭載も検討されています。

対応言語

英語、ドイツ語

アマゾンエコーのすごいところ

  • ただ話すだけで理解してくれる
  • 1秒以内にレスポンス(返事)が返ってくる
  • 言語の学習能力機能を備えており、使うほどに認識能力が高くなっていく
  • スマホと違って持ち歩かなくても使える
  • スマホでしか使えない「Siri」と違ってデバイスを選ばずにつかえる
  • スマートフォンと併用してより便利に使うことができる
  • 機能がアップデートの度に追加されていく
    (連携するサービスは続々と増えており、特にスマートホーム系の機能が充実)
  • 音声で動かせるため、身体の不自由な方にとっても便利

主な機能

アシスタント機能

  1. 基本的な情報検索(ウィキペディア等)
  2. タイマー、アラーム機能
  3. TODOリスト、ショッピングリスト機能

メディアプレイヤー機能

  1. 音楽の再生(音量の調節も声だけで可能)
  2. Bluetoothスピーカーとしても使える

セットアップの仕方

  1. iOSかAndroid用のコンパニオンアプリのインストール
  2. コンピューターを介して

のどちらかの方法でセットアップします。

所要時間は約3分ほどで、アプリからEchoを自宅のWiFiに接続し、自分の音声に答えるように設定します。

使い方

「Alexa(アレクサ)」という言葉で呼びかけることで、Echoの「聞く」準備が完了します。(本体の一番上にあるアクションボタンを押すことでも可能)
呼びかけの後に自分が指示したい命令を発することで、エコーが返事をしたり、アクションをとります。

Echoへの命令の例

朝起きて

各命令の前に「Alexa」と呼びかけ、

「電気をつけて」→「コーヒーメーカーのスイッチを入れて」→「音楽を流して」→「今日の天気を教えて」

といった一連の流れも、Echoが命令をこなしてくれます。声だけで実現が可能です。

天気をたずねると、降水確率を教えてくれたり、傘を持って行くかどうかも教えてくれます。正にロボット秘書のような存在です。

アマゾンエコーでできること

  • 音楽をプレイ(ネット上のストリーミングサービスも対応)
  • 今日の天気を調べる
  • スケジュールの作成
  • Wikipediaから得た基本情報、単語の意味、スペルの読み上げ、単位の変換
  • Kindle書籍の読み上げ
  • スポーツのスコアを教えてくれる
  • アマゾンの買い物リストに追加
  • アマゾンの注文履歴から再注文
  • タイマー機能
  • スマホと連動
  • ピザの注文
  • ホテルの予約
  • Uber(タクシー)を呼ぶ(配車サービスにつなぎ、「午後3時に車を呼んで」というだけで自動車の手配)
  • 家電のスイッチのオンオフ(「照明を消して」や「エアコンの温度を1度上げて」と話しかければ照明や空調を制御)
  • 「ガレージから車を出しておいて」と話しかけると、ガレージの扉が開いて自動運転車が出てくる
  • 「銀行の残高を教えて」といえば、自分の銀行口座を調べて答えてくれる

会話をすればするほど自分の声の特徴を覚えてくれて、対応はより正確に迅速になります。

Alexaと連係させるためのプログラムを「Skill」と呼びます。アマゾンは、この「skill」を開発するためのツールセットを公開し、連携サービスの拡充を図っており、その数は既に数千種類に達しています。

アマゾンエコーでできないこと

  • Eメールやテキストメッセージにアクセスできない
    (Eメール等でメッセージを送ったりはできない)
  • 外に持ち出して使う用途には適していない
  • 利用者を声だけでは識別できない
  • プッシュ通知機能

部屋のどこに置くのがいい?

一番アクティブに過ごす部屋に置くのが良いでしょう。ベッドルームに置いて、アラームとして使ったり、着替えている時に天気を聞いたりするのに使いやすい場所へ設置することもできます。

アマゾンエコーの種類

アマゾンエコーには、2017年の1月時点で以下の3種類が発売されています。

Amazon Echo(アマゾンエコー)

従来タイプのアマゾンエコーです。価格は180ドル(約2万1200円)

Echo Dot(エコー・ドット)

ミニサイズのアマゾンエコーです。コンパクトで場所をとらないため使いやすいのが特徴です。Amazon Echoのスピーカー機能を最小限に抑えてあるため、単独で音楽を聴くには少々物足りないかもしれません。しかし、Bluetoothやオーディオケーブル経由で外部スピーカー(ハイエンドなスピーカー)と接続できます。価格は89.99ドル(約1万円)→50ドルまで値下げ(Amazon Primeの会員限定で数量限定販売)

Amazon Tap(アマゾン・タップ)

持ち出すことを想定したポータブルモデルです。使用するごとにタップして起動させる必要があります。(タップすることでオン・オフを切り替えられる)
価格は139.99ドル(約1万6000円)です。

9時間連続使用可能のバッテリー充電式で、充電ドックが付属しています。ピクニックや屋外パーティ等での使用を想定されていますが、タップしないと使えないため少し使いづらく、サイズが大きく持ち運びに不便です。更なる改善が期待されます。

海外のレビュー

  • 音声認識の精度とレスポンスが良く、自然に会話をするようにやり取りができる
    (音楽が鳴り響いていても、まわりがガヤガヤしていても、6~7m先の音声を正確に聞き取ってくれる)
    (隣の部屋からの問いかけにも応えてくれる)
  • サービスの拡張性が高い
    (週に1回は新しい機能が追加)

将来できそうなこと

  • 日本語対応
  • ネットに繋いである家電は全て音声で操作可能になる
  • 戸締まりや車の中からガレージを開けたり、家の中から音声機能でエンジンをかけたりする、サーモスタットの温度を上げるなど
  • ソーシャルアプリケーション

改善が期待されるところ

  • アレクサに話しかけたことは全てアマゾンアカウントの記録に残る(プライバシーの問題)
  • カレンダーやグーグルアカウントにはアクセスできない
  • アレクサの音声はそれなりに近づかないと聞き取れない
  • 訛りのある日本人の英語が聞き取れない
  • 日本で使える機能がほとんどない
  • 日本では限定された環境でしか使用できない

日本での発売は?

日本語に対応していないため、発売は未定です。しかし、近い将来日本市場への参入の可能性は高いと考えられます。

平行輸入品ならば、国内のアマゾンから購入できますが、使える機能がかなり制限されるため、日本国内で使用するには不便であると言えましょう。

Amazon Alexaの音声認識技術を試す方法

「Amazon Echo」を持っていなくても、日本国内で「Amazon Alexa」の機能をテストする方法はあります。「Echosim.io」というAlexa用のシミュレーションサイトがあります。使い方は簡単で、まずはAmazonアカウントでログインし、OAuthの許可にOKします。

後はマイクボタンをクリックしながら英語でマイクに話しかけるだけです。例えば”What’s the weather in Tokyo, Japan?”と聞けば東京の天気を教えてくれますし、”Hello”や”Good morning”と言えば、きちんと答えてくれます。

Alexaがどのようなものなのかを実際に知りたい方は、是非お試しください。もちろん無料で試すことができます。